ホスティングパラメータ
以下のパラメータによって、プランまたは契約で提供するホスティングサービスを定義します。次のようにアクセスできます。
- [サービスプラン]> プランを選択 [ホスティングパラメータ]タブ
- [契約]> 契約を選択 > 右側にある[アカウント]の下の[カスタマイズ]>[ホスティングパラメータ]タブ。これに加え、[ウェブサイトとドメイン]>[ホスティング設定]には以下のようなパラメータもあります。
注:明記されている場合を除き、契約にホスティング管理パーミッションが付与されている場合にはこれらのパラメータは同期されません。
ホスティングを有効にする
実際にプランでホスティングサービスを提供するかどうかを定義します。
メールサービスのみを提供するサービスプランを作成する場合は、このオプションをオフにしてください。このようなプランの契約者は、メールボックスとして機能する「ホスティングなしのドメイン」を持つことができます。
一時停止中の契約に含まれるウェブサイトのステータス
一時停止中の契約に含まれるサイトをインターネット経由でアクセス可能にするかどうか、およびこれらのサイトに対して使用可能で提供するホスティングサービスを定義します。
Plesk では、次の 2 つの方法でウェブサイトに新しいステータスが設定されます。
- サイト所有者またはホスティング事業者がサイトのステータスを個別に変更したとき([ウェブサイトとドメイン]> サイトの[ホスティング設定]>[ウェブサイトステータス]>[変更])。契約が有効である限り、メールなどのサービスは、多数のステータスを持つサイトで使用可能であり、Plesk で管理することができます。詳しくは、「ウェブサイトのステータス」を参照してください。
- 契約が一時停止された後。契約は、自動的に一時停止されたり(有効期限の超過)、ホスティングプロバイダによって手動で一時停止される(契約の設定で[一時停止]リンクを使用)ことがあります。DNS サービスおよびメールサービスは、契約が一時停止された状態のサイトでも利用できますが、Plesk を介して管理することはできません。
[一時停止中の契約に含まれるウェブサイトのステータス]設定により、契約が一時停止になったときにウェブサイトに設定されるステータスを指定することができます。
契約が一時停止された状態のウェブサイトには、以下のステータスが設定されます。
- 無効:無効ステータスのウェブサイトでは、紐付けられているすべてのホスティングサービスが無効になります。このようなウェブサイトに訪問すると、ホスティング事業者が定義したウェブサーバのデフォルトのページが表示されます。
無効になったウェブサイトは、サーバ上でホストされなくなり、ウェブサーバ構成から除外されます。ただし、このようなウェブサイトの物理ディレクトリおよび物理ファイルに FTP クライアントやファイルマネージャからアクセスすることは可能です。
重要:バージョン 11.5 までの Plesk では、このステータスを一時停止と呼んでいました。旧バージョンの Plesk をアップグレードすると、一時停止ステータスのすべてのウェブサイトは、正しい挙動を保つために無効ステータスに変わります。
- 一時停止:一時停止ステータスのウェブサイトはブラウザで開きません。このようなウェブサイトに訪問すると、検索エンジンフレンドリーな HTTP コード 503 でカスタムメンテナンスページにリダイレクトされます。
注:メンテナンスページをカスタマイズするには、顧客パネルで[エラーページを編集]リンク >[ウェブサイトとドメイン]> ドメイン名の順に選択します。このリンクは、[ウェブサイトとドメイン]> ドメイン名 >[ホスティング設定]に進み、サイト設定の[カスタムエラードキュメント]チェックボックスをオンにした場合にのみ表示されます。サイト所有者はメンテナンスページも編集できます。
一時停止ステータスのウェブサイトはサーバ上に残ります。つまり、メールなどのサービスは引き続き実行され、これらのウェブサイトのウェブサーバ構成はサーバに保持されます。
- アクティブ:ウェブサイトは通常どおり機能します。
ハードディスククォータ
ハードディスククォータは、ソフトクォータに加えて、ディスク容量に適用されます([上限に達した場合に通知する]オプションで設定します)。ハードディスククォータを設定すると、上限に達したウェブスペースにはファイルをそれ以上追加できなくなります。ユーザがファイルを書き込もうとすると、「ディスクの空き容量不足」エラーが表示されます。
注:(Linux ホスティング)「無制限」以外の値を設定する場合は、OS がハードディスククォータに対応していることをあらかじめ確認してください。対応していない場合にハードディスククォータを定義すると、プランのすべての契約で同期競合が発生します。
SSL/TLS サポート
契約内でホストされるウェブサイトに SSL/TLS 暗号化をセットアップすることを許可します。
SEO に対応する HTTP から HTTPS への恒久的 301 リダイレクト
このオプションを選択すると、契約内でホストされるウェブサイトへのすべての訪問者が、HTTP ステータスコード 301(恒久的なリダイレクト)を使用してサイトの HTTP バージョンから HTTPS バージョンへ自動的にリダイレクトされるようになります。検索エンジンはサイトの HTTPS バージョンのみをインデックスするため、このようなリダイレクトは SEO に対応しており、ランキングが低下しません(ステータスコード 302 - 一時的なリダイレクトとは対照的です)。詳しい情報は https://moz.com/learn/seo/redirection を参照してください。このオプションは SSL/TLS サポートが有効な場合にのみ使用できます。このオプションを使用するときは、有効な SSL/TLS 証明書を所有していることを確認してください。この理由は、ブラウザがサイトを 301 リダイレクトで恒久的にキャッシュするため、自己署名証明書を使用すると、サイト訪問者がサイトを訪問するたびに警告メッセージが表示されるためです。
ウェブ統計
契約のウェブサイトの訪問状況に関するレポートを作成する統計エンジンを選択します。レポートには、サイト訪問者数、訪問者が閲覧したウェブページなどが記録されます。
[ウェブ統計へのアクセスを FTP ユーザ名とパスワードで保護する]オプションをオンにすると、ウェブ統計ファイルが含まれるディレクトリへのアクセス時に、当該システムユーザのユーザ名とパスワードが求められます。
注:ウェブ統計管理パーミッションが選択されている場合、このパラメータは同期されません。
カスタムエラードキュメント
契約者に対し、ウェブサーバが HTTP エラーコード付きで返すエラーページを独自にデザインして使用することを許可します。
契約のシステムユーザ下のサーバシェルへの SSH アクセス(Linux/Unix ホスティング)
契約者に対し、サーバにウェブコンテンツを SSH 経由でセキュアにアップロードすることを許可します。
注:SSH 経由のサーバへのアクセス管理パーミッションが選択されている場合、このパラメータは同期されません。
スクリプティング
ウェブサーバによって解釈・実行・処理すべきプログラミング言語とスクリプティング言語のサポート:Microsoft ASP.NET フレームワーク、PHP hypertext preprocessor(PHP)、Common Gateway Interface(CGI)、Perl、Python、Fast Common Gateway Interface(FastCGI)、Microsoft または Apache Active Server Pages(ASP)、Server Side Includes(SSI)
調整可能な PHP 設定については、「PHP 設定」セクションを参照してください。
追加の書き込み/変更パーミッション(Windows ホスティング)
このオプションは、契約者のウェブアプリケーションで httpdocs
または httpsdocs
フォルダのルートにあるファイルベースのデータベース(Jet など)を使用する場合に必要です。このオプションにより、該当する Plesk IIS ユーザおよび IIS アプリケーションプールユーザにフルアクセス権が付与されます。このオプションを選択すると、ウェブサイトのセキュリティが著しく低下する恐れがあります。
ウェブユーザにスクリプトの使用を許可する
ウェブユーザに対し、http://example.com/~<username>/<webpage>(<username> はウェブユーザ)のような URL のウェブページでスクリプトの使用を許可します。
ウェブユーザとは、独自のドメイン名を必要としない個人ユーザのことです。このサービスは、学生や教職員の非営利の個人ページをホストするために教育機関によって広く利用されています。
デフォルトのデータベースサーバ
サポートされるタイプに対してプラン内で使用するデフォルトのデータベースサーバを指定します。顧客は、デフォルトデータベースサーバによってのみ、データベースを作成できます。既存のプランまたは契約に対してデータベースサーバを無効にしても(「なし」オプションを選択)、顧客がすでに使用しているデータベースには引き続きアクセス可能です。
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